前夜の余韻の朝時間…アイオープナー代わりの青汁と朝飯代わりのレッドブルをグイっと飲み干し暫し放心状態。軽い胃もたれと酒気のため身体が動かん(苦笑)…それでもテレビとラジオのチェックはいつも通り…午前8時半過ぎに洗面所でヒゲを剃り始めると剃刀を入れる度に身体が回復していくような錯覚に陥るのだった。
午前9時過ぎに仙台新港に到着すると既にオンショアは吹き始めていた。ブログ記事にするため波の画像をショットする
波乗三昧アサダ氏と談笑…朝早くはまあまあ良かったらしく1ラウンド終えた皆さんは笑顔で言葉を交わしていた。着替えようとすると及川名人が板を抱えビーチに向かうところ、後に続く様に準備を急いだ。
腰前後セット腹サイズのザワツキ気味のブレイクは見た目よりメロー…これで風が無かったらロングボードにはお誂え向きだっただろう。ドン深で波が消えてしまうインサイドをパドルでやり過ごし煙突前にラインナップ、その間にも名人は2〜3本の波をキャッチしてインサイドまでメイクしていた。初めの数本は思い切りパーリング…「ジミー、前に乗り過ぎだよ…」とは呆れ顔の名人からのアドバイスだった。
黄色のKBに乗るのはこれで3回目…初めて乗った時は絶好調だったのにそれ以降は波運自体に見放されてる感じ???…前夜の余韻で身体は重く思考回路も鈍くなっているからなおさら調子悪いのだ。何とか不格好ながらグーフィの波を何本かキャッチできるまで回復、一時的には風も止み一瞬だけど落ち着いたコンディションにもなった。
1本だけレギュラーのセットをピークからインサイドまでバランス良くロングライドできたが名人は見ていなかった(苦笑)…よく考えてみると名人と二人きりで入るのは久しぶりだった。皆揃っている時とは一味違った雰囲気、やはりビギナー時代から見ている何とも言えない独特の雰囲気を醸し出しているのだった。その後は風も強まってきてコンディションは悪化するばかり、結局小一時間でフィニッシュした。
駐車場に戻るとやはりビーチや階段付近より風当たり強い…またまた危なく板が煽られそうになった。着替えながら話してると
516君が波乗りを終え合流…来月静岡で開催される大会に向けて調整に入っているようだった。皆と別れてから久しぶりに一人でビーチクリーン…ビーチに落ちていたペットボトルが気になってしょうがなかったのだ。
車に積んであった大きめのレジ袋とトングを持ちビーチへ降りる…袋や携帯ストラップが強いオンショアで吹き飛ばされそうになりながらのビーチクリーン…最近波にもツイテないから縁起担ぎの意味もあるのだ。それにしてもペットボトルや漁網の多さは相変わらず、一番ムカついたのは波打ち際に落ちていた手つかずのコンビニ弁当だった。食べ物を粗末にした態度には無性に腹が立ってきた。
10分かからずビーチクリーンを終えて車に戻ると腹が減ってきた…そういえば朝飯食ってなかった。帰り道に寄ったマックではダブルクォーターパウンダーセットと単品で「ゴマえびフィレオ」を注文、コーヒーお替りしながら軽く平らげた。時間はまだお昼過ぎだったので部屋に戻りKBのワックスを剥がすことにした。こないだタメちゃんと相談してデッキの剥離部分をアサダ氏にリペアしてもらうことにしたからなのだ。
アパートの狭い間口に手こずりながら板を部屋に運んでのワックス剥がし…時間的にも精神的にも余裕がないとできない技???…午後3時過ぎにはアサダ氏のリペアルームにKBを持参しリペアを頼んだ。一度戻って今度はチョコをリトルホンダに積み込んだ…やはり長さと重さが違うのだ。
SlowSurf Yoshiさんにセンターフィンの取り付けをしてもらった。ついでに1ヶ月前から頼んでいた今は亡きガムのオブジェを受け取った。
振り返ってみるとやはりガムは俺にとってマジックボード…もう戻らない事は判っているけど…これからも何度も「この波でガムだったらなぁ…」と思い返すだろう。丸1ヶ月でオブジェと化したガム、Yoshiさんによる数々のショットとともに思い出は永遠なのだ。

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