・・・色んな事を織り交ぜながら?書き綴ろう・・・
前夜、マイクから一斉送信されてきたメールでは「渡波の正面で腹上サイズ…」だった。本来ならテンション上がるところだけどマーヴィンの訃報を聞いた直後という事もありイマイチな気分…そして水曜日の朝、目を覚ますと外は寒々しい雨降り…深い溜息をつきながらの朝時間となった。マイクとジャンバラヤ橋爪に電話するも不通、おまけにスーちゃん&職人は天候のせいでテンション上がらず波乗りお休み…「これなら仕事行って休み変更しよっかな〜」と思ったが時すでに遅しだった。とってもアンニュイな空気漂う朝時間をグダグダ過ごしガソスタで給油しながら渡波に到着したのは午前10時半前、弱いオンショアが吹きつける根っこポイントでは脛〜ももサイズのブレイクが打ち寄せていた。
しかし日曜日のように潰されているわけではなかったからロングボードなら充分遊べる波質、いつもと違うのは身にしみる寒さと独りきりという静けさだった。何人かにメールや電話で連絡そしてツイートしてから着替え始める…2週間前のゲットできなかった新港の後に来た渡波以来の寒さだった。海に入る前、野蒜をチェックした後で渡波に向かっている途中のマイクに電話…「電柱にカメラ引っ掛けておくからヨロシク〜」…来るついでに堤防からのショットを頼んでおいたのだ。入水した午前11時過ぎにはマックス腰サイズのセットが連発、最初は心細かったけど貸切で乗りまくりの状況に1人パドルしながらほくそ笑んでしまった。
おそらくウネリに運ばれて来たのであろう大量のワカメや昆布などの海藻がインサイドに密集していたお陰で貝殻を踏みつける心配はなかった。リーシュにまとわりつく海藻を掃いながら考えた…俺のこれからの人生もこんな感じか???…無縁社会に生きていく根なし草みたいな。まあ極力無駄な付き合いは無くしてシンプルに生きていければそれに越したことは無いからな。いつの間にか人付き合いの上での約束事、仕事以外のプライヴェートでは殆ど必要としない環境になってきたもんな。こうやって休日の波乗りさえ楽しめれば余計な付き合い必要ないし…日課になってるサウナで顔なじみと会話を交わすのも楽しい時間だしね。
独りきりのラインナップでは独り言・鼻歌したい放題(爆)…途中からマーヴィン・フォスターの事を思い出しながらの波待ち…こんな小波でパチャパチャしながらマーヴィンの思い出に浸るなんて場違いかもしれないけどね。そして俺の車の中で彼がテープに合わせて歌っていたスティーヴィー・ワンダーの「リボン・イン・ザ・スカイ」をスキャットで熱唱???…昨日もそうだが、これを書いていてもなんだか無性にカラオケで歌いたくなった♪…もしかしたら追悼の意味も含めて近々歌いに行くかもなのだ。そこからはビギナー時代の色んな事を思い出しながらマイペースで波をキャッチ…渡波での波乗りは頭ん中をピュアな状態にしてくれる不思議な作用があるのだ。
単純そうな波のパターンだが気を抜くと絶対に上手く乗れない…「リラックス」と「気を抜く」という事は根本的に違う…時として恥ずかし過ぎるほどのコケ方もするから侮れないのだ。30分経過した頃にマイクが登場、堤防の上から何とも言えない表情で根っこポイントの小波を眺めた後で電柱に引っ掛けておいたカメラを手に取った。皮肉にもマイクが現れた途端にセットが入りづらくなっちまった(苦笑)…あまりデジカメ操作が得意でないマイクだけど寒い中で数枚ショットしてくれた。最初に乗ったレギュラーは撮り逃したけど波待ち、ゲッティング等とともにグーフィに乗ったショットもあった。ブッチャけた話このグーフィは板が下りていかなかったので幻のライディング…タイミング良いショットなのだ。
一旦いなくなったマイクが10分ほどして堤防に戻ってきて「正面のほうが面ツルだし、ここの10倍乗れるよ!」と教えてくれた。しかし今更なのだ…あとから携帯をチェックしたら同じ内容のメールが同じ時間帯に着信していた(爆)…マイクありがとうね。結局、午後1時前まで粘ったが1時間半ほどでフィニッシュ、後半は幾らかセットは復活したものの寒さのために手がしびれてしまった。3_フルスーツの下にベストを着用して丁度良い感じ、終わった後の着替えも先々週の水曜日の同じくらいキツかった。後片付けを済ませて1人車内でドリンクを飲みながらツイート、最近始めた
ツイッターだがここにきてハマってしまったようだ。
当初はイマイチ馴染めず「なう」なんて使うのも抵抗感じていたけど今じゃ平気で「渡波なう」なんて使ってる。
波乗三昧アサダ氏に「そのうちハマるよ〜」なんて言われたけどその通りだった。ツイッターは便利なミニブログみたいな感覚、他の人からも色々と情報やツイートが入ってくるから退屈しない。まあフォローするのもマイペースで程々にしてるけど…気紛れな俺でも楽しめるし便利だし簡単だからおススメするね。上手く使えば情報を共有するための便利なツールになるし、メールの一斉送信なんて必要なくなるしね。
振り返ってみれば今回の渡波にしてもお独り様には丁度良いセットだったかな…何をするにもパーフェクトな時なんて滅多にないしね。色々あったけど今回も波乗りを楽しむ事ができた…決まり文句じゃないけど俺の人生の中で「波乗りできる幸せ」ってのは最高の宝物なのだから。

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