うちの母から生前何度か聞かされた思い出話…
母が20代前半の頃、当時勤めていた某病院のリクレーションで60名前後でバスを貸切り菖蒲田浜に海水浴に来たそうだ。
母は生まれて初めての海水浴ということで子供のようにハシャギ周り何度も何度も波打ち際で波と追いかけっこしたり腹ぐらいの水深まで歩いていき海を満喫したそうだ。
お昼を回りドクター達の呼びかけでビーチサッカー開始、母は全然判らなかったけど言われるままにゴールキーパー…それはそれで楽しかったそうだ。
その他スイカ割りなど色々と夕方まで楽しんで家路についた母を待っていたものは…。
重度の火傷レベルの日焼け…白い肌で紫外線に免疫がなかった母は全身の肌が水膨れでケロイドのようになってしまい数日間は眠れないくらいに苦しんだそうだ…。
父親からは「二度と海なんかに行くんじゃない!」とシコタマ叱られた母…。
しかし、その思い出話をしている時の母はとても嬉しそうな満面の笑みを浮かべて何度も「すごく楽しかったんだよ〜」と繰り返していたっけ…。

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