安心して暮らせる社会を目指し
最賃討論会と定期大会を開催
(定期大会の様子)
6月12日(土)高知城ホールにて、青年部主催『最賃討論集会』・『高知県労連青年部第16回定期大会』を開催しました。
前段の『最賃討論集会』では、現在憲法25条に明記されている「健康で文化的な生活」が最低賃金では送れないことを青年部が自ら最低賃金体験を行うことで明らかにし、最低賃金の1,000円以上への引き上げの必要性を訴えました。
まず、青年部2人から、体験の感想や過ごし方が報告されました。2人とも高知県の時給631円で1ヶ月働いた手取り約9万5千円を大幅に超える結果となり、最低賃金額による生活保護の身体的・精神的不自由さについて訴え、改めて最低賃金の不当性を指摘しました。その後、パワーポイントを使い、金銭面・健康面・生活保護との整合性や最低生計費の面から、最低賃金が社会通念上低すぎる点を報告し、一刻も早い最低賃金の引き上げを訴えました。
今回は、各政党にも最低賃金について党としての政策・方針の報告をお願いしました。すると、共産党が出席し、民主党と社民党から文章での回答を寄せられるという、かつてない状況が生まれました。各党共通して最低賃金の引き上げについて必要があるといった意見を持っており、運動の実現に向けて大きな自信を持つことができました。
6月3日には政労使が2020年までに全国平均1,000円まで引き上げで合意ています。県労連青年部としてもこの流れをより強く推し進めていくために頑張らないと!!と感じました。
後段では『高知県労連青年部第16回定期大会』を開催し、来賓を含む17名が参加しました。そして青年の要求実現のため、連帯して運動を進めていくことを確認しました。はじめに溝渕部長から開会が宣言され、その後、県労連岡原副執行委員長から激励のメッセージをいただきました。
昨年の再始動から1年が過ぎ、当初は5名の役員からスタートしましたが、現在は8名まで役員が増えました。少しずつではありますが、輪は広がってきているのでは?と感じています。
議案の情勢部分では、各産業別の情勢を分析し、職種の垣根を越えて青年が置かれた状況を共有しました。青年とどう繋がりを作り、どうやってアプローチをすればいいのかなど、悩みや意見なども交流しました。
まだ青年が少ない職場も多く、まだ青年部が確立されていない組織もありますが、青年労働者という大きな枠組みでつながり、運動に参加できるよう、県労連青年部はより力強く取り組んでいきます。
ちなみに三役は以下の通りです。
部長 溝渕 博生(自治労連) 再
副部長 中岡 健太(こうち生協) 新
金子 竜太(医労連) 新
書記長 牧 耕生(県労連) 新
(最賃討論会の様子)

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