四国から120名が参加
働くものの学習交流集会in愛媛
6月11日から12日にかけ、四国地区協主催『働くものの学習交流集会in愛媛』が開催されました。会場となった松山レインボーハイランドには、四国から青年を中心に120名近くが集まりました。

今回のテーマは『不当解雇』。講演にはJALの不当解雇撤回を目指して闘っている、原告団の事務局で、キャビンクルーユニオン(CCU)の林恵美さんがおいでくださいました。
JALが推し進める整理解雇に正当性がなく、組合潰しの狙いも含まれているそうです。また、JALの真の破綻の原因についても、空港の建設や必要のない飛行機の購入など、アメリカの圧力と、行政の歪み、そして放漫経営の3つが原因だそうです。その責任を労働者に転換したことが今回の不当解雇につながっているそうです。

しかし、今回の事件によって、組合の違いを超えて、全国・全世界から支援が寄せられているそうです。「利益第一主義では、安全性・公共性は守れない」「職場とは本来、人間として成長できる場であるべきだ」という最後のお話には説得力があり、そういう職場にしていかなければいけないと考えさせられました。
その後、社会保険庁と旧西条市立周桑病院の分限免職問題で闘う原告が経過を報告しました。どの案件も、整理解雇の4要件を満たしておらず、不当な解雇が行政の職場でも当たり前になってしまうことが懸念され、今声を大きく挙げていかなければと感じました。

学習の後はレクリエーション。あいにくの雨で、予定していた野外レクは中止になりましたが、愛媛実行委員会の見事なリーダーシップによって、「クイズ大会」へと会場は変わりました。へ○サゴンでは大きな声で「団結ガンバロー」によって回答権が得られるなど、組合の要素満点のレクリエーションとなりました。
夕方は心配されていた雨も上がり、BBQを開催しました。レクの上位チームには何とA5ランクの牛肉がプレゼントされました。とろけるお肉が舌の上で・・・・「お肉の阿波踊りや−!」 その後はお酒も進み、組合の将来について青年は熱く語りながら夜はふけていきました。

2日目は模擬団体交渉体験。不当解雇の撤回を目標に、愛媛労連青年部の寸劇の後、2つの班に分かれて会社役員(実行委員)と団体交渉を行いました。青年が多かったことや自治体で働く仲間も多く、団体交渉未経験者が圧倒的な中、団交スタート。会社側の対応に返す言葉を失う場面もしばしば・・・しかし、そこは青年の力。急遽「バーバーKY労組」を結成し、勢いで解雇撤回を勝ち取る班も出るなど、盛り上がると共に、団体交渉未経験者には良い経験となりました。
働くものの学習交流集会は、職種を超えた四国で唯一、青年が中心の集会です。様々な環境で働く青年が横で繋がり、学習と交流が出来る貴重な場です。
来年は高知県で開催します。みなさんが「行ってよかった」と感じられる集会にするため、頑張っていきたいと考えています。

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