第15回四国ブロック働くものの学習交流集会in徳島
地域と職場の枠を超えた交流で大成功!
6月22日〜23日に徳島県美馬市にある四国三郎の郷で、第15回働くものの学習交流集会in徳島が開催され、四国4県から72名が参加しました。
デートゲームというアイスブレイクで参加者の緊張をほぐした後、徳島大学名誉教授・十枝修さんによる講演が行われました。「人間の幸福」と題し、「幸福は衣食住がそろっていないと感じない?」「幸福とは自分ひとりで感じるもの?」など普段なかなか話す機会のない「お金としあわせ」について考える講演となりました。
講演後はプチ運動会が行われ、様々な競技を組み合わせたリレーと綱引きで参加者同士の交流を深めました。
2日目は「貿易ゲーム」というゲームを行いました。
このゲームは紙(資源)や道具(技術)を不平等に与えられた複数のグループ(国家)の間で、できるだけ多くの富を築くことを競う、貿易のシュミレーションゲームです。
ゲームは2回行い、1回目は国連など国際的なルールや仲裁する組織がない状態で行い、99万円を稼いだ班から0円という班までありました。2回目は「格差を是正できるかどうか」と国連役を務める人も登場し、様々なルール改定などを行いながらゲームを行い、結果1位グループは100万円以上となりましたが、1回目は0円だった最下位グループが20万円以上獲得する結果となりました。
このゲームを通じて、同じ経済ルールの下でも、不平等な条件を放置しておくと豊かな国はより豊かに、貧しい国はより貧しくなるなど経済格差が拡大していく仕組みや「ルールなき資本主義」の姿をゲームを通してわかりやすく学ぶことができました。

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