ストレンジモーターサイクル店主AD/tacのバイクにまみれた生活の日記です。 街乗りあんちゃん→峠小僧→エクストリームライダー→全日本モタード参戦→全日本エンデューロ参戦→全日本ハードエンデューロ(G-net)参戦しています。 2017年はBETA Xtrainer250で全日本エンデューロ#14 G-netハードエンデューロ#2で走っております。 毎週日曜はお店を休んでツーリングや初心者講習付きの走行会を行っています。

2014/1/27

全日本ヒルクライム選手権に出場してきました  エンデューロ

先週日曜日に、山口県下関のフィールド幸楽トライアルパークという所で開催された、全日本ヒルクライム選手権に参加して来ました。

これは、主にトライアル車以外でのヒルクライム大会です。(別章典でトライアル車クラスもあり)
15のセクションがあり、1つのセクションに付き2回アタック出来ます。
1回目で登れば10点、二回目で登れば4点が加算され、登れなかったら0点です。足付き減点はありませんが、1回目のみは停止、バック、足で漕ぐ様な進み方はNG、二回目は押しても引いても1分以内にセクションを抜ければOKです。

今回で2回目の開催の大会で、昨年も出たかったのですが、流石に仙台からは遠く、参加は躊躇していました。今年は岩手の菊池夫妻と同行出来るという事もあり、参加に踏み切りました。

長旅になるかと思いきや全員運転出来る事もあって、意外とあっという間に着きました。ドアtoドア、100q巡航で14時間弱です。仙台を金曜の20時に出発して現地に土曜の昼前に到着しました。

土曜は下見とセクション以外の場所で試走出来るのですが、下見でぶっ飛びました。今までのハード系レースでもあまり見たことのない斜度でした。助走も厳しく制限されるため、勢いでは登れません。勢いあっても駄目な所も多いですけど。。。
フィールド幸楽は全日本トライアルも開催されるトライアル場なのですが、ヒルクライム選手権で開拓した登りを全日本トライアルでも使用するそうです、と言ったら理解して貰えるでしょうか?
感覚的にですが、TRIBレベルの登りが4~5セクション、TRIAで使いそうな登りが2~3有りました。
ヘアスクランブル形式のレースだと間違いなく大渋滞になりそうなので、こういった一人一人アタックする形式じゃないと使えないでしょうね。
でも、岩やコンクリが出てる訳では無いので、怪我はしにくそうです。上手に諦めればマシンも壊さずに済みそう。この辺が優しさでしょうか。

実は、今回はヒルクライムに向けてマシンをちょっと弄って参加しました。具体的にはチャンバーとCDIの変更です。どちらも中〜高回転のパワーを重視して変更しました。突き出しも増やそうかと思いましたが、助走で振られそうなので保留、車体周りはハンドル角度を変えた程度にしました。

先々週の八戸の雪中レースから時間が無かった為、試走出来ずに前日練習が初めての試走になりました。
結果、このセッティングは駄目でした。確かに速くなるのですが、速すぎて身体が付いて行きません(笑)。当然極低速のトルクも薄くなりますし、良い所を見いだせなかったので全てノーマルに戻しました。やっぱり思い付きで直前に弄って良い事は無いですね。
他にはサスペンションのセッティングにこだわって、リアのcomp-lowは何度も調整し、1ノッチまで完全に体感出来る様になるほどでした。ヒルクライムには凄く重要なセッティングの部位です。
タイヤはツーリストと迷いましたが、フカフカの土が多い印象でしたのでゲコタに決めました。実際、参加者の殆どが後輪はゲコタでした。
それ以外の方もツーリストかVE33で、こういうハード系イベントのIRC率は尋常じゃないですね。

マシンの仕様は決まったものの、ライダーの調子があまり良く無く、ライバル達との練習でも、皆が登れる坂が登れなくて「大丈夫〜?」なんて言われる始末。下見をしていても登れるイメージが全く掴めませんでした。今思えば、雰囲気に呑まれてたのかと思います。

そんなこんなで嫌なイメージのまま練習は終了。下関での前夜祭を楽しんで、夜に降った雨に怯えつつもホテルでぐっすり休みました。

明けて当日は快晴。
JECやJNCCしか知らない方には名も知れて無いその筋のツワモノが、全国からワンサカ集まって来ています。
ヒルクライムの為だけにこの台数ですよ!
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僕の出場するエキスパートクラスは40台が出走。A,B,C,Dの4班に分けて、各自渋滞にならない様にセクションを廻ります。
僕の居たC班ではセクション10からスタートし、11,12と進み、15から1に戻るという形です。走行順も決められており、前年度の順位+エントリー順が加味されて決まります。僕はC班の4番目だったかな?前の人のトライを参考に出来るので、後発の方が若干有利です。
1番目が去年4位の水上泰晴さん(泰佑のお父さん)、僕の直前はg-netランキング4位の熊本悠太君、僕の直後は高橋博さん(ロッシさん)の愛弟子の山本礼人君という面白いグループでした。水上さんは出たばかりのFREERIDE250Rでジワジワと登り、悠太君はYZ250Fをレブらせながらスピードで登っていくので、どちらの走りも研究出来、とても参考になりました。
他には250SXFの方、EXC200?の方、T-RIDEの方が居たのですが、皆さんとても上手で、西のライダーのレベルの高さを実感しました。
登れなくても殆ど投げないんですよ。youtubeで見る西のハードレースの「投げ」は面白い所を編集したからああ言う動画になる訳で、実際は皆さん上手にリカバリーします。無理だと思ったらエスケープする判断力も持っています。実際相当な斜度なので、普通の方はリカバリーにも相当時間が掛かると思います。

一つ一つのセクションの細かい感想は省きますが、「サービスセクション」と呼べるのは精々4,6,13,14,位だったでしょうか。これも最初は全く「サービス」に思えなかったのですが、慣れとは恐ろしいもので、#10からスタートして#4に入る頃には「これならマシ」と思える様になりました。
逆に「これは厳しい」と思ったのが、1,3,7,8,9,10,11です。そのうち1,7,9,10は登れませんでした。

結局1本目で登ったのが9本、二本目の登ったのが2本で合計98点、トップのロッシさんの118点には遠く及びませんでしたが、何とか2位の成績を取る事が出来ました。失敗した思い出しかないので実感があまり無いのですが、気付いたらタイヤとマシンに坂の上まで運ばれていた、と言う感じです。

この手のイベントの良い所は、参加者同士が仲良くなることですね。
基本的には同じグループでも、参加者同士ライバル関係なんですが、あまりにセクションが厳しい為「ライダーvsライダー」ではなく「ライダーvsコース」の様な関係になります。「ライダーvs主催者」かも(笑)
それぞれお互いにライン読みの情報なんかをやり取りしてましたし、難しいラインをクリアすると盛り上がったり、割と和気藹々したい僕にはぴったりのイベントでした。

大会の性質上、渋滞なんてものは有りませんし、ほぼイコールコンディションで勝負できるのも良いですね。
台数の通過と共に轍が出来て来たり、登り口に土が溜まって若干角度が緩くなったり(掘れて厳しくなる場合もある)、トライする順番にによって若干の有利不利は有るのですが、誤差の範囲です。

2位になっちゃったので、言い難いのですが、西の方々の「登る」と言う事に関する情熱とレベルはとてつもなく高いです。
セクションも半端無いですし、それに対するライダーの練習とマシン造りも半端無いです。2010年のG-impact時点より明らかにレベルが上がって居ます。
これは、トップ雁こと河津さんがerzbergに参戦、全セクションを下見して「世界のレベル」を見てきた事と、トライアルIAのロッシさんこと高橋博さんが本気で参戦して来た効果だと思います。勿論田中太一選手の4年連続erzbergフィニッシュもありますが、レベルが高過ぎて国内戦は圏外です(笑)

エンデューロに鈴木健二さんが来て一気にレベルが上がった様に、erzbergにtaddyが来て一気にレベルが上がった様に、西のハードエンデューロのレベルが上がりました。
各地のお山の大将で「登りっこなら負けん」と思ってる方は是非参加してみて下さい。そこそこ技術のある方なら楽しめる事請け合いです。言い訳出来ないガチの殴り合い(セクションとの)が出来ます!

チャレンジクラスもあるので、「そこまでハードな坂はいいや」と言う方はこちらでも楽しめます。ちなみに今回同行した菊池美香子さん(女性)は15
本中13本を一発目で登ったそうです。


「来年まで待てん!」と言う方に朗報です。
同じ幸楽トライアルパークでGEKKO-ONEというハードレースが有ります。

erzbergrodeoと同じく一周のみで戦うハードレースです。田中太一選手やロッシ選手やJCRのデビッド・カモ選手も出場します。もちろん僕も出場予定です。日本の中での自分の位置、そして世界との差を感じられる貴重な大会になると思いますので、迷ってる方はエントリー期限が1月31日までなので是非参加しましょう。G-impactがそうだった様に、良くも悪くも後々語られる大会になる事間違い無しですよ!







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ストレンジモーターサイクル 代表 和泉 拓



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